双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、急激に成長・変化するキャンピングカー市場の需要増や顧客ニーズの多様化に柔軟かつ迅速に対応するために、2021年2月に資本業務提携した、キャンピングカーの製造・販売を手掛け「キャンパー鹿児島」ブランドで同業界に広く認知されている、株式会社Kアクセス(以下「Kアクセス」)の株式を100%取得します。社名を双日モビリティ株式会社(以下「双日モビリティ」)に変更、また、これに伴いKアクセスの前代表である川﨑氏は、双日モビリティの会長に就任し、引き続きキャンピングカー事業の拡大を担います。
キャンピングカー市場は“withコロナ、afterコロナ”の新たなライフスタイルの中で急成長しており、年間の出荷台数は2018年から2021年までの3年間で約45%増加しています。従来のキャンプや旅行などのアウトドア目的に加え、緊急避難所としての役割を期待して購入されるケースも増えてきています。また、オフィスカーや、医療病床・移動診察といったメディカルカーとしての用途など幅広い分野で注目され、ニーズは多様化しています。一方で、好調な需要に対して、納期が1~2年に長期化するという課題を抱えています。
双日は、Kアクセスが持つ業界の知見や人脈と、総合商社の強みを活かした国内外の様々な企業と連携・協業して供給体制を整備・拡充し、納期短縮を図ります。
また、キャンピングカーの普及を加速させることによる道の駅の利活用などカーツーリズムの活性化による地方創生や、脱炭素社会に向けたEVキャンパーの導入の取り組みなど、社会課題の解決に資する事業展開を目指し、関連企業や団体と連携してキャンピングカー業界全体の活性化を推進します。